◇ モデルフリー重回帰KY法が日本で特許として認定されました。
モデルフリー重回帰KY法は、KY法の基本に基づいて重回帰を行なうもので、三種類ある重回帰KY法のうちで最強の手法ですが、このたび日本で特許として認定されました。 これで、3種類ある重回帰KY法の全てが日本で特許化されたことになります。 現在USAおよびEUで審査中で、一部は既に特許となっております。 今回日本で特許として認められたことから、モデルフリー重回帰KY法がUSAおよびEUで特許化されることが期待されます。
上記アルゴリズムからわかるように、サンプル全体としての残差値の絶対値は従来手法と比較して劇的に減少します。ただ、サンプル単位での重回帰手法の繰り返しとなりますので、計算時間はサンプル数の分だけ大きくかかるようになりますが、現在のコンピュータのCPUパワーであれば、そんなに大きな負担ではありません。 予測も、予測対象サンプルに最も類似したサンプルが最小残差値となった時点での重回帰式を用いて実行されますので、予測信頼性も大きく向上します。
本手法は従来からの重回帰手法の根本を大きく変えるものとなります。 今後、USAおよびEUで特許として認められることが期待されます。
文責: 株式会社 インシリコデータ 湯田 浩太郎