2024/06/25

分著情報:マテリアルズデザイン関連分野における
ケモメトリクス適用に関する湯田の分著情報です。

 著書名:

マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
株式会社技術情報協会 (発刊年 2022年)
ISBN978-4-86104-732-9  C3043

湯田 担当部分
第10章、第5節 
インシリコ(In Silico)でのケモメトリックス・人工知能による化学物質の毒性(安全性)評価



  ケモメトリックスの適用分野として、最近展開されてきているのが「マテリアルズ」関連の研究、開発分野です。本分野は伝統的に、分子シミュレーションや三元図等の手法が適用されてきました。これらの解析手法に継ぐ三番目の手法としてケモメトリクス(化合物情報を用いない場合はデータサイエンス)の技術の適用事例が多くなりつつあります。
 
 本著は、マテリアルズインフォマティクスという著書名の通り、マテリアルズデザインというよりは、より情報に近い立場での解説、討論となります。しかし、手法の問題は当然マテリアルデザイン研究への適用を含んでおります。この点で、ケモメトリックスの技術は先に紹介した毒性予測・評価と同様に極めて重要です。マテリアルデザイン関連研究者の方々によるケモメトリックスの適用のご参考になれば幸いと存じます。