2025/04/06

2025年3月31日出版:「大規模生成AIを活用した自律型創薬のレベル別での段階的開発と展開」

 

生成AIによる業務効率化と活用事例集

発刊年2025年  技術情報協会

ISBN978-4-86798-065-1  C3004

11章 第6節 大規模生成AIを活用した自律型創薬のレベル別での段階的開発と展開

株式会社インシリコデータ 湯田浩太郎 担当

はじめに

1.  時代の変化と研究手法の変化

1.1 時代の遷移と中心技術の変化

1.2  現代はコンピュータ関連技術による「IT時代」となり自動化が発展

1.3今後は「データ」中心から,「情報」中心の時代へと変化

1.4「情報」中心の時代では,AIが基盤技術となり新たな時代を形成する力となる

1.5  AIの種類(トラディショナルAI および大規模生成AI

1.6  大規模生成AIの機能から見た,「単機能型AI」 と「自律型AI

2.  大規模生成AIの適用事例

2.1    大規模生成AI関連基本技術(深層学習)

2.2最新のAIによる実施例

2.2.1医療関連分野での適用

2.2.2AlphaFoldの技術

3.  AI時代における研究の変化と「自律性」の導入

3.1 「自動型研究」および「自律型研究」の内容

3.1.1 「自動型研究」の支援技術や内容

3.1.2 「自律型研究」の支援技術や内容(これが無ければ,300年前の古代と全く同じ形式での研究形態)

4.  研究業務における自動型研究と自律型研究の割合(自律型研究の割合が極めて高い)

5.  自律型研究の基本的な支援道具としてのLLM(大規模言語モデル)および種々の生成AI

6.  AIの研究支援道具(道具型AI)から,自律性を有する自律型AIへの展開及び連携

7.  大規模生成AIを活用した自律型創薬の展開とレベル分け開発の導入提案

7.1 自律型創薬の内容について

7.1.1 自動車の自動運転について

7.2 大規模生成AIを活用した自律型創薬のレベル化の提案

まとめ





2024/06/25

分著情報:マテリアルズデザイン関連分野における
ケモメトリクス適用に関する湯田の分著情報です。

 著書名:

マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
株式会社技術情報協会 (発刊年 2022年)
ISBN978-4-86104-732-9  C3043

湯田 担当部分
第10章、第5節 
インシリコ(In Silico)でのケモメトリックス・人工知能による化学物質の毒性(安全性)評価



  ケモメトリックスの適用分野として、最近展開されてきているのが「マテリアルズ」関連の研究、開発分野です。本分野は伝統的に、分子シミュレーションや三元図等の手法が適用されてきました。これらの解析手法に継ぐ三番目の手法としてケモメトリクス(化合物情報を用いない場合はデータサイエンス)の技術の適用事例が多くなりつつあります。
 
 本著は、マテリアルズインフォマティクスという著書名の通り、マテリアルズデザインというよりは、より情報に近い立場での解説、討論となります。しかし、手法の問題は当然マテリアルデザイン研究への適用を含んでおります。この点で、ケモメトリックスの技術は先に紹介した毒性予測・評価と同様に極めて重要です。マテリアルデザイン関連研究者の方々によるケモメトリックスの適用のご参考になれば幸いと存じます。








 




2024/06/22

分著情報【目次です】:
化学物質の毒性評価手法とその事例

  以下が、ケモインフォマティクス関連著書(「化学物質の毒性評価手法とその事例」)の中で、湯田が分筆した部分の目次です。 ケモメトリクスの毒性評価関連研究への適用に関する様々な事項が著述されています。ご参考ください。

1節 ケモインフォマティクスを用いた化合物毒性予測での記述子設計とデータ解析

 1.ケモメトリックス研究に用いる化合物の吟味

  1.1 サンプル化合物及びサンプル母集団の吟味

  1.2 サンプル母集団のクラスポピュレーションでの留意点

 2.化合物より創出された記述子の調整と記述子選択

  2.1 創出された記述子の吟味とウオッシング(洗浄):簡易的な記述子選択

  2.2 高度な記述子選択とノイズサンプル化合物の取り出し

  2.3 最終選択記述子の種類と適用パターン

 3.芳香族アミン化合物の発がん性に関する解析

  3.1 ケモメトリックスによる解析に用いたサンプルデータと要因解析実施目的

  3.2 記述子創出から記述子洗浄および簡易な記述子選択実施

  3.3 ケモメトリックス解析に重要な役割を果たす記述子の選択

  3.4 重要記述子選択の実施手順

  3.5 重要記述子選択の実施結果

  3.6 重要記述子による要因解析の実施

  3.7 ニクラス分類/予測結果

 4.まとめ

  4.1 化学分野のデータサイエンスの(ケモメトリックス)適用時の留意点

  4.2 毒性関連研究分野のメカニズム追及への展開

  4.3 メカニズム解析におけるケモメトリックス研究の役割と留意点

  4.4 今後から近未来への展開:データサイエンスの自動化から自律化への進歩





2024/06/06

分著情報:
化学物質の毒性評価手法とその事例

   本ブログではデータサイエンスが基本技術となり、これを基本として来るべく「情報時代」における「自律型研究」への適用等に関する討論を行います。当然ながら「情報時代」の革命技術は「(大規模)生成AI」であるので、全体的な構成としては、データサイエンス技術や手法を基本とし、これと(大規模)生成AI技術を融合を目指します。最終的には「コンピュータ時代」のコンピュータ支援による単純データ解析から、様々な知識や創造性、種々の判断、決定等を伴う「自律型研究」の展開や発展を目指します。

 本論の討論の前に、湯田が昨年に著述した内容が参考資料、及びケモインフォマティクスの参照になればと考えますので、紹介いたします。本投稿にあるように、全体としてケモインフォマティクス(化学情報学)がテーマの書籍となっております。この中で、化学物質の毒性評価に適用されているケモメトリクス(化学計量学)関連技術に関して分著しました。


 著書名:ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法

     発刊日; 2023年4月28日 技術情報協会

 湯田分著部分;

   第7章 化学物質の毒性評価手法とその事例

 内容は、タイトルにあるように毒性評価に適用されるケモメトリクス関連手法の適用に関する解説となっております。毒性評価分野では昔から予測や分類、要因解析という観点でケモメトリクス手法の適用が推進されてきました。特に国際的に決められたICH M7では、インシリコ技術による毒性予測を積極的に取り入れるという観点で対応されております。

 ICH M7ではインシリコ手法としてケモメトリクス的手法と人工知能による手法の両方の活用が推奨されております。この意味でも、毒性評価は現在から今後の「情報時代」における発展が期待される状況となっています。

 湯田が分著した本稿は、ケモメトリクスを実施する観点での様々な留意事項について細かく解説しているので、今後毒性評価にケモメトリクスを適用されようとする研究者の方々には是非読んでいただきたい著書となります。著書の内容がわかる目次は次の投稿にて列挙致しますので、ご期待ください。




 

2024/01/25

新たなブログ名称および内容の案です:
This is a proposal for a new blog name and content.

   新ブログを構成するにあたり以下の点を留意しつつ検討いたしました。

■討論テーマは来るべき「情報時代」に相応しい内容とする

・新たな技術等に関する積極的な討論を目指す。

・「情報時代」の基盤技術となる大規模言語モデルや種々生成AIを主たるテーマとする。

■従来型の基本的な分野や手法に関する議論の場も設ける

・「コンピュータ時代」における技術も、ある程度フォローする。

・「コンピュータ時代」と「情報時代」の技術の連携や、改良等の効果も重要。

■インシリコデータのHPとの連携性も考慮する  

・インシリコデータのHPには討論のみならず関連資料が多数掲載されている。従って、そのHPとの連携により、相乗効果が期待できる。


1.インシリコデータブログ:

 ⇒ インシリコデータおよびオートノマス(自律型)関連、一般及び速報


2.オートノマスブログ:

 ⇒ 自律型(知的、オートノマス)研究概論関連ブログ


3.インシリコスクリーニングブログ:

 ⇒ 自律型(知的、オートノマス)創薬等の適用関連ブログ


4.AI法関連ブログ:

 ⇒ 大規模言語モデル(LLM)、種々生成AI 関連ブログ(GAI)


5:KY 法関連ブログ:

 ⇒ KY法およびデータサイエンス関連ブログ


6:テーラーメードモデリングブログ:

 ⇒ テーラーメードモデリング及びインシリコ創薬関連ブログ



2024/01/05

時代の移行や技術の発展に伴い、インシリコデータ関連ブログを刷新致します。
As the times change and technology develops, we will update the in silico data related blogs.

現在はコンピュータを中心として殆どの業務が動き、コントロールされる「コンピュータ時代」の絶頂期となっております。このコンピュータ関連技術の発展は多種多様な技術内容で展開され、現在は様々な分野で大きな変化が起こっています。即ち、コンピュータ本体の計算スピードの更なる高速化、メモリー容量の大規模化、ネットワーク関連技術の拡大に伴うインターネットや通信速度の高速化、SNSの普及や多種多様のデータベースの開発等が実現されました。

 このような様々な変化により、現在は「データ」、即ち「情報」が社会の流れや生活を大きくコントロールする「情報時代となっております。これに伴い、時代を支える基盤技術にも大きな変化が起こっております。最近話題になっているChatGPTを中心とする大規模言語モデル(LLM)や、様々な生成AIGAI)等が新たな時代を支える基盤技術となりつつあります。

  株式会社インシリコデータも皆様の暖かいご支援により、来る5月28日にて操業13年目を迎えることとなります。また、インシリコデータ関連ブログも約10年目を迎えます。ブログでは最新の技術を追求して発信してきたつもりですが、技術の発展も早く、今後もブログ発足当時と同じテーマを追求することはあまり意味が無くなってきたと感じております。

  時代が「コンピュータ時代」から「情報時代」へと移行する中で、コンピュータ時代における10年前のテーマを掲げて、技術を討論しても大きな進歩や変化は望まれないと考えます。従いまして、インシリコデータ関連のブログである6ブログにつきまして、来るべき「情報時代」での討論に相応しい内容になるべく検討させていただきます。

  今後ともよろしくご支援お願いいたします。




2022/01/23

KY法の特徴と、
IT関連技術や環境の発展に伴う、時代の要求に答えるKY法

  本ブログはデータサイエンス手法として、従来のデータ解析手法とは基本原理が全く異なる、段階的分類、フィッテイング手法を適用したKY法に関する議論を中心に実施してまいりました。

*KY法は極めて高い分類率や相関係数/決定係数を実現

 サンプル全体を解析対象にする従来のデータ解析手法と異なり、サンプルを段階的にグループ分けしてゆくことで、分類率は殆どの場合で完全分類を実現し、フィッテイング(重回帰)では極めて高い相関係数や決定係数を実現します。このように、KY法は従来手法と根本的に異なる手法を有するアプローチであるので、本ブログではこのKY法の詳細を知ってもらうことを中心に展開や討論を行ってまいりました。

*IT関連技術の兆速の進歩の結果「ビッグデータ」時代が到来

 KY法が開発されてから既に十数年経ちました。この期間に、IT関連技術は兆速の進歩を遂げ、ハード的にもソフト的にも見違えるほどの変化を遂げました。特に、インターネットの展開で、多くの情報が集積されるようになり、データも巨大となり、これらの情報を蓄積するメモリー関連技術も見違えるように進歩しました。これらのIT関連環境に支えられ、現在は「ビッグデータ時代」となり、今後はこのビッグデータの規模や種類が一層拡大することは明白となっています。

*KY法は、サンプル数が極めて大きいデータであっても、分類率や相関係数/決定係数は低下しない ⇒「ビッグデータ」時代に最適 

 KY法は分類能力やフィッテイング(重回帰)能力の向上のみならず、その解析アルゴリズムから、解析対象サンプル数が大きくなっても解析能力に変化が無いことが最大の特徴となります。KY法開発当初は、現在のようなビッグデータ時代ではありませんでした。このために、KY法の最大の特徴である「極めて大きなサンプル数」にも耐えるという事実は大きな特徴として捉えられては来ませんでした。KY法の分類率、相関係数/決定係数が極限まで高くなるということに加えて、現在の「ビッグデータ」時代に求められる大量サンプルを正確に扱えるという特徴が際立つようになりました。

*KY法はデータ解析の自動化に適したアルゴリズムを有する

 KY法のもう一つの特徴は、データ解析の自動化に適したアルゴリズムを有することです。この機能は重要で、通常のデータ解析手法ではサンプル数が大きくなるとデータ解析能力が低下するだけでなく、データ解析の実施自体も困難さが増大してきます。従って、サンプル数が極めて大きなデータを扱う時は、データ解析の自動化という問題が極めて重要となります。KY法は手法の特徴として、データ解析の自動化に適したアルゴリズムを持ちます。この特徴は、サンプル数が極めて多くなる「ビッグデータ」時代のデータ解析手法として最高の機能となります。

 上記のように、KY法はデータ解析上で様々な特徴を有しますが、データ解析本来の機能が優れていることに加えて、正に「ビッグデータ」時代に求められる大量サンプルの扱い機能を持ちます。更に、データ解析の自動化に対応しやすいという機能は、今後データサイエンスや人工知能適用の究極の形となる「オートノマス(自律型/化)」への対応も可能ということを示しています。




2022/01/01

新年あけましておめでとうございます。
Season’s greetings and best wishes for the New Year !






新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。




 データサイエンスや人工知能の展開に伴い、最強の分類能力やフィッティング機能を有するKY法の重要性が急速に増大しております。更なる高みを目指して、KY法の理論の展開や適用事例を強化してまいりますので、よろしくご支援お願いいたします。



2021/01/16

ニクラス分類KY法の違い:イメージ図を基本として(ニクラス分類KY法)

ニクラス分類KY法

 先のブログにて、現在までに開発されたKY法(ニクラス分類3種類、重回帰(フィッティング)3種類)をリストアップしました。言葉だけでは手法の概要がわかりにくいので、簡単な概念図をアップします。これらの図からKY法の特徴を理解してください。

 KY法は、サンプル空間のニクラスデータを判別関数(予測モデル)を用いて、いかにして分類するかだけの手続き的な手法なので理解しやすいと思います。分類に利用する判別関数は従来のニクラス分類手法を適用します。この場合、線形及び非線形の種類は問いません。

1.2モデル2クラス分類KY法

*第一手順:クラスサンプルが混在しない二領域と混在する一領域への分割

*第二手順:混在する領域に属するサンプルを対象として第一手順を繰り返す。

2.1モデル2クラス分類KY法

 本手法では判別関数を一本しか利用しません。クラス分布で重複のない判別得点を決定し、この値よりの大小でサンプルをクラス分けします。判別得点が小さいものは、ニクラスサンプルが混在しています。2モデル2クラス分類KY法の2本のモデル(判別関数)による最初の分類と同じ結果が得られます。この操作を、混在領域のサンプルに適用し、完全分類できるまで繰り返し実施します。

3.モデルフリー2クラス分類KY法

 図的には2とほとんど同じですが、最終的に取り出されるクラス決定済みサンプルは判別関数から最も離れた部分(判別得点が最大)やその近辺に位置するサンプルを取り出す。この操作を繰り返すのが特徴です。この特徴より、分類/予測精度が向上し、システムの完全自動化も可能となります。判別関数は当該のサンプルデータセットに対して都度作成されます。この結果、予測モデルをあらかじめ作成しておく必要がなくなります。また、新規サンプルもサンプルデータセットに追加するだけで良く、常に最新のデータセットを用いての分類/予測が可能となります。サンプル数も極めて大きなサンプルを用いて実行できます。





2021/01/14

KY法についての本ブログでの解説/展開:KY法の特徴、種類、具体的な実施手順

 ◆KY法に関して:開発歴史(第一期、第二期、第三期)

 KY法は当初は分類/予測率(2クラス分類)および相関係数/予測値(重回帰)の向上を目指し、同時に従来手法と比較してさらに膨大な数のサンプルデータを扱うことを可能とすることを目指して開発された(第一期)。続いて、KY法の基本原理と特徴を踏襲しつつ、手法的な手順を改良/簡素化したKY法へと進歩した(第二期)。さらに、このような改良に加えて、KY法実施の自動化推進と、予測モデルをなくすことで新規サンプルを追加してもモデル作成することなくKY法による分類/予測を完全に自動実施できる手法へと変化した(第三期)。最新のKY法は第三期のものとなります。

◇第一期:
・2クラス分類:2モデル2クラス分類KY法
・重回帰   :判別分析付き多段階重回帰KY法

◇第二期:
・2クラス分類:1モデル2クラス分類KY法
・重回帰   :2ステップ重回帰KY法

◇第三期:
・2クラス分類:モデルフリー2クラス分類KY法
・重回帰   :連続取り出し型重回帰KY法

 次回はKY法の特徴についてまとめます。





2021/01/03

KY法が開発されてからほぼ15年となりました。時代の変化に対応できる手法へと大きく変化しております。

 湯田によるKY法開発と2006年の発表からほぼ15年強経ちました。
 KY法は、2モデルKY法から進歩し、現在はニクラス分類法3種類と、重回帰手法として3種類の合計6種類が開発されております。個々のKY 法の詳細は今後本ブログ上で順番に紹介してまいります。最新のニクラス及び重回帰KY法は、ビッグデータ時代に対応し、分類率や予測率も向上するように設計されております。加えて、KY法の実行はメンテナンスフリーというコンピュータ上で最も理想的な形式をとることの出来るアルゴリズムとなっております。ご期待ください。


  
KY法及び関連手法です。





2018/04/17

2018年度の行動目標

 4月に入り2018年の新年度を迎えることが出来ました。 改めまして皆様に御礼申し上げます。

◆情報時代への変化
 ここ数年、IT系の技術的な進歩は極めて速く、特に情報処理系の進歩が顕著となっています。 現在は、大量データを扱うという事で一昔前とは大きく異なる情報処理時代を迎えています。 このような流れをうけて、「データサイエンティスト」が注目されています。 ICT、IoT、ビッグデータということでデータの収束速度が急速に早くなり、またデータの収束密度も急速に高まっております。 コンピュータのハード技術の高まりにより、CPU速度の高速化、特にメモリー容量の劇的な拡大が、現在の情報社会を支え、この傾向はさらに高まってゆくでしょう。

◆データ解析
 しかし、このようなデータを取り巻く環境の急速、かつ大きな変化に対してデータ解析手法という観点でみると、現在のデータ解析手法の多変量解析/パターン認識は、一昔前の技術そのままで、大きな変化が見られません。 つまり、現在展開されているデータ解析手法の殆どがデータ量の少ない時代に開発された手法であり、現在のようなデータ量が急激に増大した環境に対応出来る手法ではありません。 この結果、従来のデータ解析手法は、現在はなんとかコンピュータのCPUの高速化に助けられてデータ解析をこなしていますが、限界が急速に近づいています。

◆ビッグデータ、ICT、IoT時代を意識したデータ解析手法の展開
 ビッグデータ時代に対応した全く新規のデータ解析手法の展開が求められ、この傾向は今後さらに強くなるでしょう。 この意味でKY法は本質的にビッグデータ時代に対応した新規のデータ解析手法であり、しかもクラス分類、重回帰(フィッティング)手法と様々な目的でのデータ解析に対応する手法です。 さらに、現在のデータ解析手法をビッグデータに適用すると、殆どが「トレンド解析」のようなデータ解析的にはルーズな解析や、分類率や予測率、さらに相関係数や絶対係数の急激な低下が起きてしまいます。 これに対してKY法は、強力なデータ解析能力を保持でき、分類率も予測率も相関係数や決定係数も劇的に高めることが可能です。
 データ量は増大する事はあっても、減少する事はありません。 新時代のデータ解析手法は、このような大量のデータを扱いつつ、データ解析を信頼性高く実施できる手法が必要です。

◆新たなKY法の展開
 KY法は既に6種類の手法として展開されております。 今後、新たにKY法を展開してまいります。 現在二クラス分類KY法として2種類。 さらに、重回帰(フィッティング)KY法として1種類の新規開発を予定しております。 ご期待ください。

2017/06/09

WC10にて最新のKY法に関して発表致します:

 WC10(8月20-24日)Seatle, USAにて最新のKY法について発表してまいります。
本発表のタイトルは 'Development of new data analysis method KY-method' となります。

 また、WC10ホームページのトップページの上部に掲載されているWC9での会場写真の二枚目に私と家内がポスターを見ている画面の写真が使われています。 二枚目の写真ですので、WC10のホームページで最初に掲載されませんが、少し時間がたつと私の写真に変わります。 WC9の時、このような写真が撮られている事は気がつかなかったのですが、なんとなくうれしく感じております。

 KY法の本質はメタ解析手法なので、データ解析実施時の基本となるデータ解析手法として多種多様な手法を使う事が可能です。 従って、現時点で展開されている様々な解析手法や、さらには今後展開される新規の解析手法なども取り入れ、より強力なデータ解析手法へと変身させることが可能です。
 最近、大きな注目を浴びている機械学習や、さらには現在注目されている深層学習による人工知能(AI)もKY法に組み込むことにより、人工知能だけで展開するよりも分類や予測率のさらなる向上が期待されます。 現在、このような適用事例は存在していませんが、人工知能手法が多くのデータ解析分野で利用されるようになれば、KY法との組み合わせが注目されるようになるでしょう。

 既に”インシリコスクリーニングブログ”にて紹介いたしておりますように、経済産業省(METI)の「人工知能による化合物毒性評価システムの開発」が発足し、展開されております。 このPJにおいて、人工知能手法の展開が積極的に展開されるものと期待されますが、この中で人工知能とKY法の組み合わせ等も考えられますので、今後の展開が楽しみです。

2016/10/08

多変量解析/パターン認識と人工知能

  最近人工知能が注目されている。現在は、人工知能の適用分野が急速に広がり、生活の様々な場面での適用が急速に進んでいる。これは、生活環境がICT、IoT、さらにはビッグデータ等で大きく変化してきたこと。また、人工知能技術が進んだことで、従来は適用困難、あるいは適用対象とされていなかった分野でも人工知能展開の可能性がでてきたためと考える。

  最近盛んになってきた人工知能は、その学習過程で機械学習という技術を適用する事にある。機械学習はコンピュータにデータを取り込むことで、コントロールがうまく出来れば自動的に学習し、実施目的追行に必要なルールを見出す、自己学習機能である。
  一昔前の人工知能はルールベース方式だったため、人工知能適用対象とする分野での先験的知識の存在が必要であり、従って革新的、あるいは極めて専門的な分野への適用は困難であった。

  現在の人工知能は第3世代と呼ばれている。現在の人工知能は機械学習をメインとし、その技術はニューラルネットワーク上で展開される「深層学習」が主体となる。このような内容から、現在の人工知能は、多変量解析/パターン認識との境界線が明確にならないようになっている。

  多変量解析/パターン認識手法の大部分は「フィードバックエラートレイニング」という訓練(学習)機能を有し、これは「機械学習」となる。この観点で、機械学習を行なう多変量解析/パターン認識手法技術を人工知能とする場合もある。

  KY法は多変量解析/パターン認識手法であり、しかもKY法は様々な多変量解析/パターン認識手法を適用して実施されるメタ解析手法である。この点で、KY法はその内部で展開されている多変量解析/パターン認識手法の種類によっては現在の人工知能と同じ機能を目指すことが出来ると容易に想像できる。
  今後は、KY法の特徴を生かしつつKY法の人工知能への適用可能性や、KY法と他の人工知能との連携等を目指して、新たな展開に発展させてゆく。

以上

2016/01/06

2016年 新年のご挨拶

◇新年のご挨拶
 昨年は、本ブログ上でのKY法に関する報告は殆どしておりませんでした。KY法関連作業や、計算毒性学研究会の立ち上げやその関連作業、JASIS展示会やランチョンセミナー対応、日本動物実験代替法学会大会での企業展示等でパタパタしており、なかなかアップの時間が取れなかったので申し訳ありませんでした。
 現在、KY法の基本は殆ど出来上がっております。昨年はKY法と他の一般的な多変量解析/パターン認識手法を組み合わせることで、従来手法単独でデータ解析を行なった場合の適用結果を大幅に改善出来るということを中心に展開しておりました。例えば、KY法+PCAやKY法+クラスタリング等です。まだまだいろいろな組み合わせが考えられますので、ご期待ください。

◇KY法特許関連の報告
 昨年末に、EUよりKY法の特許に関する審査官からのクレームがきて、その内容に対応したところです。KY法に関する特許は殆ど完了し、EUでの特許が残っていましたが、これで特許関係の作業は完了するものと期待しています。今年はKY法にとりましてよい年になるように願っております。
 KY法自体がクラス分類とフィッティング手法で総数6種類の手法があり、関連手法が一つで総計7種類となります。これらを日本と米国およびEUに出願すると総計で21出願となりました。これらの対応に、かれこれ6年以上はかかってきました。特許の審査期間の短期化を目指して各国が頑張っていますが、結構時間がかかることは事実です。今回の特許出願作業は私の家内が国内/国外出願を見てきたので私たちのレスポンスは早かったはずですが、それでも数年単位の時間がかかります。特許出願に関する現実はまだまだ厳しいですね・・。

◇データ解析手法を巡る大きな環境の変化(ビッグデータやIoT)とKY法の役割
 既にご存じのようにビッグデータが大きく取り上げられるようになってきました。またIoTの展開により、データ蓄積のスピードが急劇に加速されると予想されます。データ解析と言えば多変量解析/パターン認識ですが、今回はこれら技術のみならず人工知能技術を用いてのデータ処理が大きく展開されようとしています。
 従来から展開されてきた多変量解析/パターン認識は、データ解析、特に要因解析力を重視しているため、ノイズデータに弱く、扱えるサンプル数もさほど大きくないという事が前提でした。従来手法が持つこのような特性は、現在話題となっているビッグデータへの直接的な対応がかなり難しいことを想像させるに十分です。従って、ビッグデータを扱える新世代のデータ解析手法の展開が急務となっています。この点で、基本原理上から、大量データを扱え、大量データを扱ってもその解析精度を大幅に向上させる事が出来るKY法の役割は今後急速に増大してゆくものと期待しております。

◇人工知能とKY法
 ビッグデータ時代が来ると同時に、データ爆発に対応する手法としての人工知能が大きく期待されています。ニューラルネットワークによる深層学習等は、今後急速に原理の解明や展開がなされるはずです。このような新世代の人工知能技術とKY法の連携や融合をインシリコデータの大きな課題として、今後積極的に取り入れてゆきたいと考えております。
 
 新しい時代に向けて頑張りますので、よろしくご支援お願い致します。

以上
湯田 浩太郎

2014/09/26

統計関連連合学会でのKY法関連発表です:KY-methods was presented on the Japanese joint statistical meeting

 2014年度統計関連学会連合大会 9月13-16 東京 にて発表いたしました。
 私の演題は「ビッグデータ対応の二クラス分類KY(K-step Yard sampling)法の開発と展開」というもので、KY法の基本概念と、そのバリエーション(現在①2モデル判別分析KY法、②①モデル判別分析KY法、および③モデルフリー判別分析KY法)についての概要を発表しました。なお、発表要旨はこちらとなります。本講演に興味があります方はさきの要旨を参照ください。あるいは、より詳細な説明や、発表の時に用いたPPTファイルをご希望されます方は、本ブログにて連絡いただくか、contact@insilicodata.comにメールいただきたく存じます。

 統計関連分野では、データ解析実施過程で新たにサンプル空間を作りかえるという発想が無いようなので、今回はPPTファイルの中に、この手順を大きく明記し、発表時もきちんと説明しました。
 質問は、KY法の他の発表時にもありましたが、決定木に似ているとの質問がありました。これも、KY法を発表していると頻度高く質問される項目です。基本的にKY法は多段階階層的な手法であるがため、同様な多段階階層型の決定木と混同されるようです。

1.個々の段階は、KY法は完全分類された2クラスターと分類出来ない一つのクラスターで、合計3クラスターで構成されます。
  決定木は、エンタルピー等の指標によりサンプル群が分類されます。この時、各クラスターの分類率が高くなるように計算されますが、KY法のように、100%分類された領域が出来る保証はありません。100%分類が完了しないがために、さらに下位の方に新たなクラスターが形成されるようになり、ステップが進むほどクラスターの数が多くなり、全体として大きな木のような下側に向かって広がる形を取ります。KY法は最後まで常に3クラスターであり、2クラスターが完全分類されたもので、残る分類できなかったクラスターの一個だけが下の階層に持ちこされるようになります。
2.階層構造について
 KY法の階層構造は常に3クラスターで、最後の階層は完全分類が実現されるので、二つのクラスターとなる。
 バイナリーツリーは、階層が進む(下の階層に行く)程、クラスターの数が増え、全体的にはツリー構造、あるいはパラソルのような形となる。
3.分類について
 KY法は個々の階層で必ず100%分類されたクラスターがでてくる。100%分類出来ないサンプル群はグレーサンプルとしてそのすべてが下の階層に移る。
 決定木は各階層で100%分類されたクラスターが出来ることは殆ど無い。個々のサンプルの分類成功不成功は、ツリー構造の最下層ステップに着くまで決定出来ない。 

2014/06/30

統計関連学会連合大会にて最新のKY法について発表いたします。

 2014年度統計関連連合大会が9月13日(土)から16日(火)の日程で、東京大学本郷キャンパスで開催されます。
http://www.jfssa.jp/taikai/2014/

 湯田はこの大会にて
「ビッグデータ対応の二クラス分類KY(K-step Yard sampling)法の開発と展開」
との演題で発表いたします。
 発表内容は、KY法の基本概念説明および、その二クラス分類手法への展開状況等を中心に発表いたします。また、KY法は従来から展開されている多変量解析/パターン認識手法を適用し、その運用方法を変えることで、従来手法では得られなかったデータ解析上での様々な特徴や利点を達成するものであることを説明いたします。
 KY法に関心のある方は、是非ともこの統計関連連合大会に参加され、KY法のより詳細な話や、最新の展開状況等に関する発表を聞いていただければと存じます。

2014年6月30日
文責:湯田 浩太郎


 
 

2013/07/08

ビッグデ-タ解析とKY法: Big data-analysis and the KY methods.

時代の変化と「ビッグデータ解析」:
 The "big data analysis" and change of time

  先日、NHKのTV番組で見ましたがビッグデータ解析が急速に普及しているとの話でした。 このため、統計や多変量解析/パターン認識のわかる人が求められているが、現在のビッグデータ解析市場の広がりになかなか対応できていないという話でした。
  このような話は、創薬や化合物関連分野で長期にわたりデータ解析による薬物設計やインシリコスクリーニング、さらには毒性評価等を行なってきた私にも朗報です。 

  現在取りざたされているビッグデータ解析は主として市場データの分析を行なうもので、手法的にはトレンド解析に近く、一昔前にはデータマイニングとして脚光を浴びたものの発展形です。 当時はデータベースの拡大により、データベースに保存されているデータ量が急激に拡大したので、このデータの山をデータ解析を行なう事で新たな情報や事実の発見につなげるという事が大きな目的でした。 この作業は、データベース中のデータの集まりをデータの山ととらえ、この中から新事実(宝)を探すという事で、「データマイニング」と呼ばれました。

  現在は「データマイニング」当時と比較すると、データ入手のインフラ整備が急激に進んでいます。 単に大量のデータをデータベースとして保存するだけでなく、大量の顧客やその市場データが日常的にリアルタイムで集まるようになりました。 この日々集まる大量のデータの高度な活用が必要となり、これが「ビッグデータ解析」という名のもとに注目されるようになったようです。 正に、タイムリーで時代の変化や要求に答える技術だと思います。


大量データの扱いという観点での「KY法」:
The "KY-methods" in terms of handling large amounts of data
  
 「KY法」は大量のデータを扱う事が可能なデータ解析手法です。 しかも、通常のデータ解析手法が有するデータ解析力を極限近くまで高めています。 「KY法」の基本である、「リサンプリングによる繰り返し解析」の原理は、扱う対象となるサンプル数がどんなに増えてもデータ解析力を低下することなく、最後まで実行できることを保証します。

  統計と異なり、多変量解析/パターン認識では、解析対象となるサンプル数が増えると、肝心のデータ解析力や精度が低下してしまいます。 これはサンプル数が大きくなると、データ解析として考えた時、データ解析の目的を邪魔する、あるいはノイズとなるサンプルが絶対数的に増えてしまうことが大きな原因です。 要因解析を大きな実行目的とする多変量解析/パターン認識では、データ解析目的と何の関係もないサンプル(ノイズサンプル)が増えると、急激にそのデータ解析能力が低下してしまいます。 
  統計では、ノイズサンプルがサンプル分布の外周部分を構成する事で、サンプル分布をより完全なものとしてとらえることが出来るようになります。 従って、統計はノイズサンプルの存在に強いデータ解析手法であり、同時にサンプル数が多い方がより精度の高い結果が期待できる手法と言えます。 しかし、多変量解析/パターン認識は、要因解析力が強い分だけ、サンプル分布を乱すノイズデータに弱い(影響を受けやすい)手法と言えます。 また、サンプルが多くなるほどデータ解析の信頼性が低下してしまいます。 従って、多変量解析/パターン認識を適用する場合は、データ解析前のサンプル調整にかなり注意する事が必要です。
  データ解析を行なう場合は、このような事実を知った上で慎重にデータ解析マネージメントを行なう必要があります。 データをいっぱい集めて、エイヤっとばかりに多変量解析/パターン認識を実行しても、有意義な結果が得られるはずはありません。 何かやっているという実感はありますが、実際は意味のない結果に振り回されているだけです。


創薬研究とビッグデータ解析および「KY法」:
Drug design and big data-analysis and the "KY-methods"

  現在のビッグデータ解析で対象となるマーケティング関連のデータ程ではありませんが、創薬や化合物関連研究分野でも、一昔前と比べると、かなり大量のデータがデータベースに蓄えられるようになりました。 また、コンビナトリアルケミストリー、HTS、インシリコスクリーニング等の新たな技術も展開されるようになり、この研究分野では昔と比べて桁違いに大量の化合物の処理が求められています。

 大量化合物の処理のみならず、その処理での要因解析力や、予測精度も、たとえサンプル数が大幅に増えたとしても、従来と同等、あるいはそれ以上の結果を出すことが要求されています。

  現在展開されている多くの多変量解析/パターン認識手法は、現在求めているような大量のデータを扱う事を前提として開発されたものではありません。 この点で、現代が求める大量サンプルの扱い下での要求事項を満足する事は極めて困難です。 一般的には、サンプル数が増えると情報量が増すので、良い解析が出来るとイメージされるようですが、多変量解析/パターン認識ではその逆となります。  何度も申し上げますが、データ解析の品質が下がるのはノイズサンプルの絶対量が増えるためです。 
  用いるサンプル全てがデータ解析に良好な情報を与えるものである場合は、当然ですがサンプル数が増えるほどデータ解析の信頼性は向上します。  しかし、この場合は外挿性という観点で不安となります。 純粋で理想的な環境下で実行された解析では、普遍のルールを取り出せた場合は良いのですが、中途半端な場合は、純粋な環境という事で外的な揺れに弱いデータ解析結果となっている可能性が高いのです。 人間と同じで、データ解析もある程度のノイズを含んでいた方が、外的環境に強い結果が出来る可能性があります。

  とにかく、多変量解析/パターン認識を行なう時は、データ解析前に行なうサンプリングをきっちりと行なう事が必要です。 この作業が、データ解析の成否を左右する極めて重要なステップです。 ただ、数だけ揃えれば何とかなるという考えでは、精度や品質の高い解析は及びもつきません。 ノイズの多いサンプルを用いた解析では、要因解析というよりも、データの傾向をとらえる「トレンド解析」が重要となりますし、これが本来の目的です。 ノイズを含んだサンプルを用いて多変量解析/パターン認識を行なう場合は、ここでは書きませんが、様々なノウハウを駆使しての解析が必要となります。

  この点で「KY法」は、①大量サンプルに対応出来ること、 ②サンプルが多くてもデータ解析力や精度を高めた解析が出来るという点で、現代が求めているデータ解析に答える手法と考えています。 今後は、この「KY法」の展開に全力を尽くしてまいります。
  よろしくご支援のほどお願いいたします。

文責:
 株式会社 インシリコデータ 湯田 浩太郎






2013/05/30

モデルフリー重回帰KY法が日本で特許として認められました:Modelfree regression KY-method was patented in Japan

◇ モデルフリー重回帰KY法が日本で特許として認定されました。


  モデルフリー重回帰KY法は、KY法の基本に基づいて重回帰を行なうもので、三種類ある重回帰KY法のうちで最強の手法ですが、このたび日本で特許として認定されました。 これで、3種類ある重回帰KY法の全てが日本で特許化されたことになります。 現在USAおよびEUで審査中で、一部は既に特許となっております。 今回日本で特許として認められたことから、モデルフリー重回帰KY法がUSAおよびEUで特許化されることが期待されます。

   モデルフリー重回帰KY法は、回帰線上で残差値が最も小さなサンプルを取り出し、取り出した後の全サンプルを用いて新たに重回帰式を創出する事を基本操作とします。 この操作を繰り返し行い、段階的に母集団サンプル群を減らしてゆくというダイナミックな操作を特徴とする重回帰手法です。
  上記アルゴリズムからわかるように、サンプル全体としての残差値の絶対値は従来手法と比較して劇的に減少します。ただ、サンプル単位での重回帰手法の繰り返しとなりますので、計算時間はサンプル数の分だけ大きくかかるようになりますが、現在のコンピュータのCPUパワーであれば、そんなに大きな負担ではありません。 予測も、予測対象サンプルに最も類似したサンプルが最小残差値となった時点での重回帰式を用いて実行されますので、予測信頼性も大きく向上します。

  本手法は従来からの重回帰手法の根本を大きく変えるものとなります。 今後、USAおよびEUで特許として認められることが期待されます。


文責: 株式会社 インシリコデータ 湯田 浩太郎